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香港

2018/12/10 15:26
香港Cの結果


9日(日本時間同日午後)、香港のシャティン競馬場で行われた芝2000mのG1香港Cは、スタートから先手を奪ったS.デソウサ騎手騎乗の4番人気Glorious Forever(グロリアスフォーエバー)がまんまと逃げ切って優勝。初めてのG1の舞台で重賞初制覇を決めた。

日本からは、天皇賞・秋2着のサングレーザーと重賞2連勝中のディアドラ、そして4年連続の出走になるステファノスの3頭が出走した今年の香港C。対する地元勢は、直前でワーザーが回避したこともあってやや手薄な印象で、人気もディアドラが単勝2.0倍、サングレーザーが単勝2.6倍と日本勢が1、2番人気に支持された。

レースは、最内枠からスタートしたグロリアスフォーエバーと、その全兄で昨年の勝ち馬であるTime Warp(タイムワープ)による主導権争いに。前走のG2ジョッキークラブCでは2頭が激しくやりあった結果、揃って大敗を喫したが、この日は1コーナーでタイムワープが控えたため、グロリアスフォーエバーが単騎で逃げる形となった。縦長となった隊列の3番手につけたのはNorthern Superstar(ノーザンスーパースター)。日本勢では4番手につけたサングレーザーが最も前に位置していたが、それでも先頭からは8馬身ほど離れており、ディアドラはさらにそこから2馬身ほど離れた5番手、発馬で後手を踏んだステファノスは、さらにその後ろの7番手からの競馬となった。

逃げるグロリアスフォーエバーが作るペースは非常に遅かったものの、2番手以下の各馬も動くに動けず、レースは終盤へ。3コーナー過ぎからようやく後続が徐々に動き始め、前との差が詰めてきたが、依然としてグロリアスフォーエバーは2馬身のリードをキープしたまま。4コーナーでは鞍上のデソウサ騎手が後方を確認するほどで、手応え十分のまま4コーナーをカーブした。

直線に入ると、タイムワープがグロリアスフォーエバーの背後まで迫るが、1馬身の差が遠く、馬体を併せるところまでには至らない。一方、その後方ではサングレーザーとディアドラが、3番手のノーザンスーパースター追って脚を伸ばすものの、こちらもジワジワといった感じで、前との差がなかなか詰まらない。残り100mを切って、ようやく3番手に浮上したディアドラが前の2頭を急追したが、2着争いに加わるのが精一杯。結局、最後まで先頭を譲らなかったグロリアスフォーエバーが、そのままゴール板を駆け抜けた。

1馬身差の2着は、ゴール寸前でタイムワープをかわしたディアドラ。勝ち馬から1馬身1/4差の3着がタイムワープで、サングレーザーはそこから3/4馬身ほど遅れた4着に終わった。また、もう1頭の日本馬ステファノスは最下位の9着でレースを終えている。

勝ったグロリアスフォーエバーは、父Archipenko、母Here To Eternity(母の父Stormy Atlantic)という血統の4歳セン馬。2歳時にイギリスでデビューし、8戦2勝という成績を残して香港へ移籍している。移籍後は、3戦目の条件戦で香港での初勝利をマークすると、続く条件戦では兄タイムワープが作った芝2000mのコースレコードを更新するレコードタイム(当時)で優勝。今シーズン初戦の条件戦でも勝利して3連勝を飾った。しかし、初の重賞挑戦になった2走前のG3沙沙レディースパースでは、約8キロの斤量差がありながらもタイムワープに惜敗。J.モレイラ騎手とのコンビで挑んだ前走のジョッキークラブCも、序盤のハイペースが影響して6着に敗れていた。通算成績は16戦6勝。

香港C(G1)
香港/シャティン競馬場・芝2000m
1着Glorious Forever(グロリアスフォーエバー)
2着ディアドラ
3着Time Warp(タイムワープ)