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アメリカ

2019/01/28 13:25
ペガサスワールドカップターフ招待Sの結果
現地時間26日(日本時間27日朝)、アメリカのガルフストリームパーク競馬場で行われた芝9.5ハロン(約1900m)のG1ペガサスワールドカップターフ招待Sは、中団からレースを進めたI.オルティスJr.騎手騎乗の2番人気Bricks and Mortar(ブリックスアンドモルタル)が、直線で前の各馬を捉えて差し切り勝ち。このレースの初代王者に輝いた。

3年前に始まったペガサスワールドカップの芝版として、今年新たに創設されたペガサスワールドカップターフ招待S。初回から生憎の重馬場でのレースになったが、日本から参戦したアエロリットなど2頭の遠征馬を含む10頭によって争われた。人気は、日本生まれのハーツクライ産駒で、昨年アメリカで芝とダートのG1を制しているYoshida(ヨシダ)が単勝3.0倍の1番人気。3歳時にヨシダを破ってG2を勝った実績があり、長期休養明けだった前回の一般戦を勝利していたブリックスアンドモルタルが単勝3.8倍の2番人気となり、以下、Catapult(キャタパルト)、Channel Maker(チャンネルメイカー)、アエロリットまでが10倍以下のオッズで続いた。

レースは大きな出遅れもなく全馬が揃ってスタート。まず、Fahan Mura(ファハンミューラ)が先頭に立ち、やや行きたがるような素振りを見せたアエロリットが2番手につける。そこから1馬身離れた3番手グループを形成したのが、Dubby Dubbie(ドゥビードゥビー)、アイルランドから遠征してきたMagic Wand(マジックワンド)、ブリックスアンドモルタルの3頭で、最後方からの競馬になったヨシダなど、残る人気馬は後ろからレースを進めた。

向こう正面に入るとペースが緩み、抑え切れない感じでキャタパルトが外を通ってポジションを上げていき先頭へ。ほとんど差がなくファハンミューラが続き、アエロリットとドゥビードゥビーが3番手で並んでいたが、3コーナー手前にさしかかると後続が殺到し、アエロリットは馬群に飲み込まれていく。一方、前では先頭に立ったキャタパルトを追ってDelta Prince(デルタプリンス)が2番手に浮上。ブリックスアンドモルタルとマジックワンドもその後ろまで進出し、4コーナーをカーブした。

直線に入ると、キャタパルトをかわしてデルタプリンスが前に出たものの、外からブリックスアンドモルタルがこれを捉えて一気に先頭に。さらに、マジックワンドがデルタプリンスとキャタパルトとの間にできたスペースを突いて伸び、デルタプリンスに並びかける。4頭の後方ではチャンネルメイカーやヨシダも脚を伸ばしていたが、前との差を詰められるほどの勢いはなく、この時点で勝負あり。結局、完全に抜け出したブリックスアンドモルタルが、2着に2馬身半差をつける完勝でG1初制覇。2着には叩き合いを制したマジックワンドが入り、デルタプリンスが3着となった。なお、そのほかの人気馬ではヨシダが6着、キャタパルトが4着、チャンネルメイカーが5着、アエロリットはブービーの9着に終わった。

勝ったブリックスアンドモルタルは、父Giant's Causeway、母Beyond the Waves(母の父Ocean Crest)という血統の5歳牡馬。3歳だった一昨年、デビュー4連勝でG2アメリカ競馬名誉の殿堂博物館Sを勝った際には、ヨシダをゴール前で差し切って優勝している。その後、ヨシダに敗れたヒルプリンスSなどG3で2度の3着があったのを最後に1年以上休養していたが、復帰戦となった前走の一般戦を勝ってここに臨んでいた。通算成績は8戦6勝。

ペガサスワールドカップターフ招待S(G1)
アメリカ/ガルフストリームパーク競馬場・芝9.5ハロン(約1900m)
1着Bricks and Mortar(ブリックスアンドモルタル)
2着Magic Wand(マジックワンド)
3着Delta Prince(デルタプリンス)