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アメリカ

2018/10/02 11:09
ジョッキークラブゴールドCの結果
29日(日本時間30日朝)、アメリカのベルモントパーク競馬場で行われたダート10ハロン(約2000m)のG1ジョッキークラブゴールドCは、道中後方3番手を進んだM.フランコ騎手騎乗のDiscreet Lover(ディスクリートラヴァー)が直線で外から先行各馬を差し切って優勝。8頭中7番人気の伏兵が勝利する波乱の結果になった。

東海岸で行われるブリーダーズCクラシック前最後のビッグレースであるジョッキークラブゴールドC。今年は昨年の勝ち馬Diversify(ディヴァーシファイ)を筆頭に、ヨーロッパからブリーダーズC制覇を目指すThunder Snow(サンダースノー)やMendelssohn(メンデルスゾーン)が顔を揃えた。人気は、連覇を目指すディヴァーシファイが単勝1.6倍の1番人気。離れた2番人気がメンデルスゾーンで、以下Gronkowski(グロンコウスキ)、サンダースノーという順で続いた。

レースは、3番枠から好スタートを切ったメンデルスゾーンがハナを主張するが、ディヴァーシファイも譲らず、2頭が後続を離して速い流れでレースを引っ張る。一方、サンダースノーは2頭から4、5馬身ほど後方の3番手。直後にUno Mas Modelo(ウノマスモデーロ)がつけ、そこからさらに4馬身ほど離れた位置にPatch(パッチ)とディスクリートラヴァーが控える。後方はグロンコウスキとCarlino(カルリーノ)の2頭。

向こう正面に入ると先頭はディヴァーシファイに代わり、メンデルスゾーンは1馬身半ほど後ろの2番手に控える。しかし、依然として3番手以下の各馬とは6馬身ほどの差が開いていた。その後も隊列は変わらず、3角手前では、前の2頭と3番手のサンダースノーとの差が10馬身近くまで開いたが、3コーナーに入ると後続が徐々に進出を開始。中でもサンダースノーとディスクリートラヴァーの勢いが良く、前の2頭との差はみるみるうちに詰まっていった。

そして最後の直線、逃げたディヴァーシファイに並びかけるメンデルスゾーンだが、その外まで迫っていたサンダースノーがこれを捉えて先頭へ。しかし、さらに外から脚を伸ばしたディスクリートラヴァーが一完歩ごとに詰め寄り、ゴール前では2頭がほぼ横一線に。内外離れての決着になったが、最後は外のディスクリートラヴァーが僅かに前に出ており、1着となった。

サンダースノーは、競争を中止した3歳時のケンタッキーダービー以来、久しぶりのアメリカ遠征だったがクビ差の2着に健闘。速い流れの中、先行争いを演じたメンデルスゾーンがそこから1馬身3/4差の3着に粘った。逆に1番人気のディヴァーシファイは直線で後退して5着に敗退。中身の濃いレースを見せた2頭に比べ、こちらは案外の結果に終わっている。

勝ったアクセラレートは、父Repent、母Discreet Chat(母の父Discreet Cat)という血統の5歳牡馬。今年4月のG3エクセルシオールSで、8度目の挑戦にして重賞初制覇を飾っていたが、G1戦ではこれまで8月に行われたホイットニーSでの3着が最高であり、当時は勝ったディヴァーシファイに4馬身差をつけられていた。また、前走のG1ウッドワードSでは12着に大敗していたこともあり、今回は大きく評価を落としていた。通算成績は44戦7勝。

ジョッキークラブゴールドC(G1)
アメリカ/ベルモントパーク競馬場・ダート10ハロン(約2000m)
1着Discreet Lover(ディスクリートラヴァー)
2着Thunder Snow(サンダースノー)
3着Mendelssohn(メンデルスゾーン)