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アメリカ

2018/06/11 11:57
ベルモントSの結果
9日(日本時間10日朝)、アメリカのベルモントパーク競馬場で行われた米三冠競走の最終戦、ダート12ハロン(約2400m)のG1ベルモントSは、M.スミス騎手騎乗の1番人気にJustify(ジャスティファイ)が逃げ切って優勝。2015年のアメリカンファラオ以来、史上13頭目となる米三冠を無敗で達成した。

今年2月のデビュー戦から5連勝で二冠を達成したジャスティファイの三冠達成が懸かった今年のベルモントS。勝てば1977年のシアトルスルーに続く無敗での快挙達成になることから、非常に大きな注目を集めた。人気はそのジャスティファイが単勝1.8倍で1番人気。2番人気はケンタッキーダービー7着からの参戦になるHofburg(ホフバーグ)で、以下、Vino Rosso(ヴィーノロッソ)、Bravazo(ブラヴァーゾ)という人気順となった。

レースは、これがアメリカ移籍初戦となったGronkowski(グロンコウスキー)が、スタートでダッシュがつかず後方からの競馬に。対して、残る9頭は揃ったスタートを切り、最内枠からゲートを出たジャスティファイがハナを伺うが、僚馬Restoring Hope(リストーリングホープ)がこれをかわして先頭に立ってしまう。しかし、1コーナーに差しかかるとリストーリングホープは内を開けてジャスティファイに進路を譲り、再びジャスティファイが前へ。2番手以下は、1頭離れた最後方を進むグロンコウスキー以外の各馬が一団になっており、リストーリングホープとブラヴァーゾがジャスティファイの直後につけた。

向こう正面に入っても先行集団の隊列は変わらず、依然としてジャスティファイが1馬身ほどのリードを保って逃げる。その間、後方ではグロンコウスキーが前を走るFree Drop Billy(フリードロップビリー)との間隔を詰めて行き、3コーナーの入口で同馬をかわすとそのまま前の集団に迫って行った。

その後、3コーナーに入ったところで徐々にペースが上がり始め、先頭争いでは後退してゆくリストーリングホープに代わってヴィーノロッソが2番手に浮上し、逃げるジャスティファイを追う。さらに、外を回ってスパートを開始したホフバーグやロスなく内ラチ沿いを回ってきたグロンコウスキーが一気に前に迫るが、ジャスティファイの手綱はほとんど動いておらず、3頭を従えて4コーナーをカーブした。

最後の直線では、逃げ込みを図るジャスティファイが2馬身近くまでリードを広げるが、単独の2番手に上がったグロンコウスキーもこれに懸命に喰らいつく。ゴールが近づくにつれて、2頭の差は少しずつ縮まっていったものの、グロンコウスキーに並びかけるだけに脚はなく、勝負はここまで。結局、最後まで踏ん張ったジャスティファイが大歓声の中、先頭でゴール板を駆け抜けた。

2着のグロンコウスキーは、初ダートの一戦で大健闘を見せたが1馬身3/4差及ばず。そこから1馬身3/4差離れた3着争いは際どくなったが、最後にホフバーグがヴィーノロッソをクビ差捉えて先着した。

勝ったジャスティファイは、父Scat Daddy、母Stage Magic(母の父Ghostzapper)という血統の3歳牡馬。デビューは今年の2月18日と遅かったが、デビュー3戦目のサンタアニタダービーで初G1制覇を果たすと、続くケンタッキーダービーでは3歳デビュー馬として136年ぶりに優勝、前走のプリークネスSも制して三冠に王手をかけていた。

ベルモントS(G1)
アメリカ/ベルモントパーク競馬場・ダート12ハロン(約2400m)
1着Justify(ジャスティファイ)
2着Gronkowski(グロンコウスキー)
3着Hofburg(ホフバーグ)