注目レースの結果・回顧注目レースの結果・回顧

イギリス

2018/07/09 12:09
エクリプスSの結果
7日(日本時間同日深夜)、イギリスのサンダウンパーク競馬場で行われた芝9ハロン209ヤード(約2000m)のG1エクリプスS は、O.マーフィー騎手が騎乗した1番人気Roaring Lion(ロアリングライオン)が2番人気Saxon Warrior(サクソンウォリアー)との追い比べを制して優勝。初のG1制覇を果たした。

8頭が出走を予定していた今年のエクリプスS。中でも注目はG1英ダービーで1、3、4着となったMasar(マサー)、ロアリングライオン、サクソンウォリアーの再戦だったが、レース前日になってマサーが脚部不安のため回避することとなり、最終的に7頭立てで行われた。人気はロアリングライオンが2.75倍で1番人気、1週前に行われた愛ダービー3着から中6日での出走だったサクソンウォリアーは、3.25倍の2番人気だった。

レースは全馬が揃ったスタートを切るが、そこからダッシュがつかなかったCliffs Of Moher(クリフスオブモハー)は最後方からの競馬に。一方、先行争いはForest Ranger(フォレストレンジャー)がハナを伺うも、押していったHawkbill(ホークビル)がこれに並びかけ、スタートして2ハロンほどのところで先頭に立つ。フォレストレンジャーはポジションを下げて1馬身半差の2番手を追走、さらに1馬身半離れた3番手にサクソンウォリアーがつけ、ロアリングライオンは3馬身後方の5番手からレースを進めた。

その後も隊列に大きな動きはなく、淡々とした流れでレースが進んでいたが、勝負どころに入ると後方の各馬が徐々に前との距離を縮めはじめ、先頭から最後方までの差は5馬身ほどに。最終コーナーでは内を通ったクリフスオブモハーがロアリングライオンをかわしたため、ロアリングライオンは最後方にポジションを下げて直線に入った。

最後の直線に入ると、内で逃げ込みを図るホークビルに後続が襲い掛かる。楽な手応えのまま上がってきたサクソンウォリアーは、鞍上のD.オブライエン騎手が追い出しを開始するとしっかりと反応し、直線半ばでホークビルを捉えて先頭に立ったものの、大外から追い込んできたロアリングライオンが前に迫る。残り1ハロンを切ってからはこの2頭の一騎打ちとなり、両者が馬体を併せての追い比べを繰り広げるが、最後は僅かに前に出たロアリングライオンがサクソンウォリアーを抑えてゴール。ゴール前でロアリングライオンが内へ斜行したため入線後に審議が行われたが、降着処分にはならず、ロアリングライオンの勝利が確定した。

サクソンウォリアーは厳しいローテーションに加え、ゴール前での不利もあったがクビ差の2着に健闘。2着から2馬身半差の3着にはクリフスオブモハーが入った。

勝ったロアリングライオンは、父Kitten's Joy、母Vionnet(母の父Street Sense)という血統の3歳牡馬。2歳時の昨年はデビュー3連勝でG2ロイヤルロッジSを制覇、G1レーシングポストトロフィーでもサクソンウォリアーの2着に入っていたが、今年はここまで4戦してG2ダンテSの1勝のみ。距離が長かった前走の英ダービーではゴール前で脚色が鈍って3着に敗れており、今回は距離を短縮しての一戦だった。通算成績は9戦5勝。

エクリプスS(G1)
イギリス/サンダウンパーク競馬場・芝9ハロン209ヤード(約2000m)
1着Roaring Lion(ロアリングライオン)
2着Saxon Warrior(サクソンウォリアー)
3着Cliffs Of Moher(クリフスオブモハー)