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アイルランド

2018/07/02 11:37
愛ダービーの結果
30日(日本時間同日深夜)、アイルランドのカラ競馬場で行われた芝12ハロン(約2400m)のG1愛ダービーは、D.オブライエン騎手騎乗の5番人気Latrobe(ラトローブ)がゴール前の接戦を制して優勝。初勝利を挙げた前走からの連勝で初のG1制覇を果たした。

3年ぶりに英ダービー馬が不在という中で行われた今年の愛ダービー。そのため、人気は唯一のG1馬で、英ダービー4着からの巻き返しを目指すSaxon Warrior(サクソンウォリアー)に集中し、同馬が単勝2倍の1番人気となった。そして、2番人気は英ダービーで2着だったDee Ex Bee(ディーエックスビー)。以下、Old Persian(オールドペルシアン)、Delano Roosevelt(デラノルーズヴェルト)と続いた。

レースは、ややバラけたスタートになったものの大きな出遅れはなく、最内枠のディーエックスビーがハナを伺うが、押して行ったRostropovich(ロストロポヴィッチ)がこれを制して先手を奪うと、ディーエックスビーは抑えて先団へ。代わって2番手にはラトローブが上がり、サクソンウォリアーとディーエックスビーがその後ろにつける。一方、もう1頭の人気馬オールドペルシアンは中団よりもやや後方、馬群の外からレースを進めた。

その後も道中はほとんど隊列に動きがなく、ロストロポヴィッチが1馬身ほどリードを保って逃げていたが、最終コーナーに差しかかったところでラトローブが進出を開始し、ロストロポヴィッチに並びかける。さらに、その直後にいたサクソンウォリアーも進路を外に取り、既にスパートに入っていたディーエックスビーとともに前の2頭に迫っていった。

最後の直線では、外から伸びたサクソンウォリアーが逃げるロストロポヴィッチとラトローブの競り合いに加わる。その後方ではデラノルーズヴェルトやオールドペルシアンなどが懸命に脚を伸ばすものの、前との差はなかなか詰まらず、残り1ハロンの時点で勝負の行方は3頭に。3頭の争いはゴールまで続いたが、最後の最後でもうひと伸びを見せたラトローブがこの混戦を制した。

半馬身差の2着は必死に逃げ粘ったロストロポヴィッチ。ゴール前で脚が鈍ったサクソンウォリアーは、そこからクビ差遅れの3着に終わった。また、そのほかの人気馬は、ディーエックスビーが7着、オールドペルシアンが6着に敗れている。

勝ったラトローブは、父Camelot、母Question Times(母の父Shamardal)という血統の3歳牡馬。同馬は昨年10月のデビュー以降、2走前のG3ガリニュールSなど3戦続けて2着に敗れていたが、今回と同条件で行われた前走の未勝利戦を6馬身半差で勝利して待望の初勝利を挙げていた。なお、同馬の父Camelotは2012年のこのレースの勝ち馬。祖父Montjeuも1999年に愛ダービーを制しているため、親子3代での愛ダービー制覇となった。通算成績は5戦2勝。

愛ダービー(G1)
アイルランド/カラ競馬場・芝12ハロン(約2400m)
1着Latrobe(ラトローブ)
2着Rostropovich(ロストロポヴィッチ)
3着Saxon Warrior(サクソンウォリアー)