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香港

2017/12/11 17:25
香港マイルの結果


10日に香港の沙田競馬場で行われた香港国際競走。その3レース目、芝1600mのG1香港スプリントは、K.リョン騎手騎乗の6番人気Beauty Generation(ビューティージェネレーション)が逃げ切り勝ち。香港移籍後初のG1挑戦でビッグタイトルを射止めた。

これがラストランとなった日本のサトノアラジンなど、5頭の海外勢が参戦した今年の香港マイル。国内での馬券発売ではJ.モレイラ騎手が騎乗する前哨戦ジョッキークラブマイルの優勝馬Seasons Bloom(シーズンズブルーム)が抜けた1番人気となり、Helene Paragon(ヘレンパラゴン)、Beauty Only(ビューティーオンリー)、サトノアラジンの3頭がそれほど差のないオッズで2、3、4番人気となった。

レースは、好スタートを決めたContentment(コンテントメント)を制してビューティージェネレーションがハナへ。半馬身ほどの差でHorse Of Fortune(ホースオブフォーチュン)が2番手につけ、3番手にはフランスのKarar(カラール)とコンテントメント。上位人気馬は揃って後方に控える形となり、シーズンズブルームは後方2番手から。サトノアラジンも最後方で脚を温存した。

3コーナーに入ると最後方にいたサトノアラジンが外を回って徐々に進出を開始。同馬はそのまま4番手まで浮上して直線を迎える。さらに、これを追ったビューティーオンリーやヘレンパラゴンも外を回って中団へポジションを上げ、直線勝負に入った。

直線に入ると、逃げるビューティージェネレーションがリードを3馬身近くまで広げる。その後方では好位を立ち回ったWestern Express(ウエスタンエクスプレス)や、大外から追い込んできたヘレンパラゴン、さらにはシーズンズブルームが前を追うが、その差はなかなか詰まらない。残り100mを切り、ようやくビューティージェネレーションの脚が鈍り始めたところに2頭が迫ってきたが、すでに大勢が決した後。結局、最後まで粘り通したビューティージェネレーションが1馬身のリードを保ってゴール板を駆け抜けた。

2着争いは2頭による激しい追い比べになったものの、僅かに内のウエスタンエクスプレスが踏ん張って2着を確保。ヘレンパラゴンはよく追い込んだものの3着に敗れた。また、そのほかの人気馬では、シーズンズブルームが4着、連覇を狙ったビューティーオンリーが7着、サトノアラジンが11着に敗れている。

勝ったビューティージェネレーションは、父Road To Rock、母Stylish Bel(母の父Bel Esprit)という血統の5歳セン馬。昨年3月にオーストラリアでデビューし、G1戦ローズヒルギニー2着などの実績を残して香港へ移籍したが、7戦した昨シーズンは条件戦で2勝をマークしただけだった。しかし、香港移籍後2度目の重賞挑戦だった今シーズン初戦のG3戦セレブレイションCを、軽ハンデを味方に逃げ切ると、続くG2戦シャティントロフィーでも優勝。前走のジョッキークラブマイルでは3着に敗れたが、トップクラスの馬たちを相手にヒケをとらないレースを見せていた。香港移籍後の成績は11戦5勝。

今シーズンの好調ぶりを証明するかのように、まんまと逃げ切ったビューティージェネレーション。管理するJ.ムーア調教師はレース後、同馬のドバイターフ参戦をオーナーサイドに確認してみるつもりだというコメントを残している。日本からもリアルスティールなどが参戦を表明しているドバイターフだけに、今後、注目が集まることになりそうだ。

香港マイル(G1)
香港/沙田競馬場・芝1600m
1着Beauty Generation(ビューティージェネレーション)
2着Western Express(ウエスタンエクスプレス)
3着Helene Paragon(ヘレンパラゴン)