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香港

2017/12/11 17:14
香港ヴァーズの結果


10日に香港の沙田競馬場で行われる香港国際競走。4レースあるG1戦の先陣を切って行われた芝2400mの香港ヴァーズは、ここが引退レースであったアイルランド調教馬のHighland Reel(ハイランドリール)が2015年に続く同レース制覇で有終の美を飾った。

これまで通算G1勝利が6勝と実績断然のハイランドリール。前走、アメリカのブリーダーズCターフで敗れたフランス調教馬Talismanic(タリスマニック)との再戦となったが、日本と香港の馬券発売においては、日本調教馬キセキが菊花賞優勝の実績が評価されたのか、ハイランドリール、キセキ、タリスマニックという人気順となった。

ゲートが開くと、しばらくはお互いを牽制するような状況となったが、その中から覚悟を決めてハナに立ったのは、地元香港のHelene Charisma(ヘレンカリズマ)。最初のコーナーを迎えるころには、それを見ながらハイランドリールが2番手、タリスマニックがこれをマークするように3番手となり、出遅れたキセキは最後方からの競馬となった。

長い向う正面に入るとヘレンカリズマ、ハイランドリール、タリスマニックは順番を変えずに先行。後方集団がバラけて長い隊列となるがキセキは相変わらず最後方を進む。その後、残り1300m付近になるとハイランドリールがヘレンカリズマとの差を詰めて半馬身差にまで迫る。前を行く2頭に対し、タリスマニックは少し離れたところから後方集団を引き連れる形で差を詰めにかかる。

3コーナーから4コーナーにかけてピッチ上がると、後方集団が一気に前の2頭との差を詰め、キセキも大外を通って前を射程圏内入れる。直線に入ると、満を持してハイランドリールが先頭に立ち、これをMax Dynamite(マックスダイナマイト)、タリスマニック、トーセンバジルが懸命に追った。残り200m付近では一瞬、ハイランドリールをタリスマニックとトーセンバジルが交わしたかのように思われたが、タリスマニックに並ばれて勝負根性に火が付いたのか、ハイランドリールはそこからもうひと伸びをして、再度後続を突き放して優勝。以下タリスマニック、トーセンバジルの順に入線した。なお、キセキは直線で伸びを欠いて9着に終わっている。

ハイランドリールは冒頭にも書いたように、2015年にこのレースを制したほか、昨年も日本のサトノクラウンに敗れはしたが2着を確保している。そして今年、見事に返り咲く形で優勝するとともに、G1の通算勝利を7勝として現役生活に別れを告げた。今後はアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りすることになっている。

香港ヴァーズ(G1)
香港/沙田競馬場・芝2400m
1着Highland Reel(ハイランドリール)
2着Talismanic(タリスマニック)
3着トーセンバジル