注目レースの結果・回顧注目レースの結果・回顧

アメリカ

2017/08/07 13:25
ホイットニーSの結果
5日(日本時間6日朝)、アメリカ・サラトガ競馬場で行われたG1戦ホイットニーSは、F.ジェルー騎手騎乗のGun Runner(ガンランナー)が人気に応えて快勝。前走のスティーブンフォスターHに続くG1戦3勝目をマークした。

ドバイワールドC2着からの帰国後、最初のレースだった前走を完勝していたガンランナー。ここは別定戦だったこともあり、出走7頭の中で最も重い124ポンド(約56キロ)を背負わされたが、単勝1.6倍という圧倒的支持を集めた。そして、同馬に続く2番人気だったのが、前走で久しぶりの勝利を挙げたKeen Ice(キーンアイス)。2頭のG1ホースが実績通りに人気となり、War Story(ウォーストーリー)、Tu Brutus(トゥーブルータス)が3、4番人気で続いた。

レースは、揃ったスタートからガンランナーが予想通り先手を主張したが、内のCautious Giant(コーシアスジャイアント)も譲らず2頭が並んだまま1コーナーへ。コーナーワークでコーシアスジャイアントが前に出て、ガンランナーは2番手に控える形となった。そこから1馬身差の3番手につけたのはBreaking Lucky(ブレイキングラッキー)。掛かり気味に直後につけたトゥーブルータスとウォーストーリー、Discreet Lover(ディスクリートラヴァー)までがほぼ一団を形成したが、最後方のキーンアイスだけは前との間隔をやや開けてレースを進めた。

そして、各馬が3コーナーに差しかかったところでレースが動く。逃げたコーシアスジャイアントの外から、楽な手応えでガンランナーが並びかけると一気に交わして先頭へ。2番手に後退したコーシアスジャイアントも鞍上が手を動かして抵抗するが、差は広がっていき、後ろから迫っていたブレイキングラッキーなどにも交わされてしまった。一方、2番手に浮上したブレイキングラッキーは、先頭のガンランナーに1馬身差ほどのところまで詰め寄って4コーナーをカーブ。後方では、道中最後方にいたキーンアイスが中団までポジションを押し上げて前の2頭を追った。

最後の直線に入ると、逃げるガンランナーがようやくスパートを開始し、後続との差を広げにかかる。ブレイキングラッキーも遅れまいと懸命に追うが、2頭の差が縮まることはなく、差は3馬身、4馬身と広がっていく。結局、最後はガンランナーの独走になり、2着に5馬身1/4差をつけて悠々とゴール。2着には最後に苦しくなったブレイキングラッキーを交わしたキーンアイスが入り、人気2頭での決着となった。

勝ったガンランナーは、父Candy Ride、母Quiet Giant(母の父Giant's Causeway)という血統の4歳牡馬。今シーズンは、2戦目のドバイワールドCでアロゲートの2着に敗れたが、初戦のG3戦レザーバックH、前走のスティーブンフォスターHを快勝しており、今回の勝利で今シーズンの成績を4戦3勝としている。なお、G1戦は昨年11月のクラークHとスティーブンフォスターHに続く3勝目で、通算成績は16戦9勝。

ドバイで敗れたアロゲートが帰国初戦のG2戦サンディエゴHで4着に敗れた一方、ガンランナーは2戦続けて力の違いを見せつけた。気になる次走は、今回と同じサラトガ競馬場の9ハロンで争われるG1戦ウッドワードSが濃厚で、そこから大目標であるブリーダーズCクラシックを目指すことになるようだが、ライバルとの再対決まで無傷で行けるだろうか。

ホイットニーS(G1)
アメリカ/サラトガ競馬場・ダート9ハロン(約1800m)
1着Gun Runner(ガンランナー)
2着Keen Ice(キーンアイス)
3着Breaking Lucky(ブレイキングラッキー)