注目レースの結果・回顧注目レースの結果・回顧

アメリカ

2017/04/10 12:03
サンタアニタダービーの結果
8日(日本時間9日朝)、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場で行われたG1戦サンタアニタダービーは、V.エスピノーザ騎手騎乗の3番人気Gormley(ゴームリー)が混戦を制して優勝。昨年のフロントランナーSに続くG1戦2勝目を挙げ、ケンタッキーダービー制覇に弾みをつけた。

西海岸で行われるケンタッキーダービー前最後の前哨戦となるこのレース。この路線の中心にいたマスタリーが、骨折によって不在となったため、今年は大混戦が予想された。そんな中で人気を集めたのは、マスタリーが勝ったG2戦サンフェリペSで2着に入ったIliad(イリアド)と、このレース8勝目を狙ったB.バファート調教師が送り出した3頭のうちの1頭Reach the World(リーチザワールド)。2頭が横並びで1番人気となり、ゴームリー、Battle of Midway(バトルオブミッドウェイ)、American Anthem(アメリカンアンセム)が続いた。

レースは、目立った出遅れもなく、各馬がまずまずのスタートを切る中、大外枠のRoyal Mo(ロイヤルモー)がハナを伺う。しかし、1コーナーに差しかかったところで、コーナーワークを利してバトルオブミッドウェイが頭ひとつ前へ。これにアメリカンアンセムとロイヤルモーがピッタリと続き、3頭が4番手のMidnight Pleasure(ミッドナイトプレジャー)に5馬身ほどの差をつけてレースを引っ張った。一方、人気馬は中団から後方に待機。ゴームリーが5番手の内ラチ沿いを追走し、1番人気を分け合ったイリアドとリーチザワールドは、イリアドが6番手、リーチザワールドはさらに後方の10番手付近で脚を溜めた。

レースはそのまま3コーナーへ。前は依然として3頭が併走するような形になっていたが、真っ先にアメリカンアンセムの手応えが怪しくなる。さらに、後続が徐々に先団との差を詰め始めると、バトルオブミッドウェイらのリードはあっという間に1馬身程度に。ゴームリー、イリアド、リーチザワールドといった人気馬たちが直後まで迫り、4コーナーをカーブした。

直線に入ると、逃げ込みを図るバトルオブミッドウェイに、ロイヤルモーとゴームリーが迫る。その後ろでは、イリアドとリーチザワールドが馬体を併せて前を追うものの、なかなか差は詰まらない。だが、ゴールまで残り100mを切ったところで、ようやくゴームリーがバトルオブミッドウェイを捉えると、そのまま半馬身抜け出して優勝。最後まで粘り通したバトルオブミッドウェイが2着に入り、そこから半馬身差の3着にはロイヤルモーが入った。なお、人気のイリアドとリーチザワールドは、それぞれ5着、4着に終わっている。

勝ったゴームリーは、父マリブムーン、母レーストゥウルガ(母の父バーンスタイン)という血統の3歳牡馬。昨年9月にデビューし、2連勝でG1戦フロントランナーSを勝利したものの、続く2歳チャンピオン決定戦ブリーダーズCジュヴェナイルでは7着に敗れており、今年も初戦のG3戦シャムSでは勝利したが、前走のサンフェリペSは4着に終わっていた。通算成績は6戦4勝。

不可解な敗戦を喫した前走から一転、見事に巻き返して2度目のG1制覇を飾ったゴームリー。2014、2015年に連覇を達成するなど、過去ケンタッキーダービー3勝を誇るV.エスピノーザ騎手を背に臨む本番でも期待が懸かる。

サンタアニタダービー(G1)
アメリカ/サンタアニタパーク競馬場・ダート9ハロン(約1800m)
1着Gormley(ゴームリー)
2着Battle of Midway(バトルオブミッドウェイ)
3着Royal Mo(ロイヤルモー)