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イギリス

2017/08/03 11:54
サセックスSの結果
現地時間の2日にイギリス、グッドウッド競馬場では芝8ハロン(約1600m)のG1戦サセックスSが行われ、J.クローリー騎手騎乗の5番人気Hear Comes When(ヒアカムスウェン)が優勝して波乱となった。勝ちタイムは1分46秒11。

G1戦2連勝中のRibchester(リブチェスター)と英愛2000ギニー馬チャーチルの対決に注目が集まっていた今年のサセックスSだが、Churchill(チャーチル)とZonderland(ゾンダーランド)の2頭が重馬場を理由に直前で回避し、最終的には7頭立てに。ライバルの回避で1強ムードの漂ったリブチェスターが単勝1.6倍の圧倒的1番人気に支持され、昨年のジャンプラ賞勝ち馬Zelzal(ゼルザル)が2番人気。ロッキンジS2着のLightning Spear(ライトニングスピア)と、前走セントジェームズパレスSで2着と好走したLancaster Bomber(ランカスターボンバー)が3番人気と続いた。

スタートが切られると、リブチェスターのペースメーカーとして送り込まれたToscanini(トスカニーニ)がまさかの出遅れ。前に馬を置きたかったはずのリブチェスターだが今回はハナに立ち、ランカスターボンバーが2番手、その後ろにヒアカムスウェン、ライトニングスピア、ゼルザルと続き、出遅れたトスカニーニとKool Kompany(クールカンパニー)が後方からの競馬となった。

隊列に大きな変化もないままリブチェスターを先頭に直線を迎えると、各馬が一斉に追い始める。普段なら直線で鋭い伸びを見せるリブチェスターだが、逃げた影響からか鞍上が鞭を入れても反応が鈍く、中団から伸びてきたヒアカムスウェン、外から追い込んだライトニングスピアに交わされてしまう。

4番手までリブチェスターは後退し、勝負はヒアカムスウェンとライトニングスピアの2頭に絞られたかと思われたが、残り約100mからリブチェスターがまさかの末脚を見せ、前2頭に迫る。手応えが怪しくなったライトニングスピアが脱落し、ヒアカムスウェンとリブチェスターの勝負となったが、驚異の末脚も僅かに半馬身届かずヒアカムスウェンが先にゴール板を駆け抜けた。2着にはリブチェスター、そこから3/4差の3着にはライトニングスピアが入っている。

勝ったヒアカムスウェンは父Danehill Dancer、母Quad's Melody(母父Spinning World)という血統の7歳セン馬。2014年にエッティンゲンレンネン、チャレンジSというG2戦で連勝を飾った同馬だが、その後は17戦に出走して勝利したのは一般戦とリステッド(準重賞)の2勝のみと結果を残せず。今回、3シーズンぶりの重賞タイトルがG1初制覇となった。ちなみに、サセックスSの歴史で7歳馬が制したのはこれが初となる。

気になるヒアカムスウェンの今後だが、同馬を管理するA.ボーディング調教師は「たぶん、シーズンの終わりにアスコットで走ることになるだろう」と現地メディアに語っており、10月21日のクイーンエリザベス2世Sを目標に置いているようだ。

サセックスS(G1)
イギリス/グッドウッド競馬場・芝8ハロン(約1600m)
1着Hear Comes When(ヒアカムスウェン)
2着Ribchester(リブチェスター)
3着Lightning Spear(ライトニングスピア)