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イギリス

2017/07/31 12:27
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSの結果
現地時間29日にイギリス、アスコット競馬場では芝11ハロン211ヤード(約2400m)のG1戦キングジョージ6世&クイーンエリザベスSが行われ、L.デットーリ騎手騎乗の1番人気Enable(エネイブル)が優勝した。勝ちタイムは2分36秒22。

10頭立てで行われた今年のキングジョージは、英愛2ヵ国でオークスを制したエネイブルが単勝2.5倍の1番人気に支持される。昨年のチャンピオンで連覇を狙うHighland Reel(ハイランドリール)が2番人気、ドバイシーマクラシックの勝ち馬Jack Hobbs(ジャックホブス)が3番人気と続いた。

スタートが切られると、Maverick Wave(マーベリックウェーブ)がハナに立ち、そこから3馬身程離れた2番手内にエネイブル、外にハイランドリールがつける。その後ろでジャックホブス、Idaho(アイダホ)、Benbatl(ベンバトル)、Ulysses(ユリシーズ)が中団を形成し、My Dream Boat(マイドリームボート)、Desert Encounter(デザートエンカウンター)、Sixties Song(シックスティーズソング)が後方からの競馬となった。

序盤から飛ばしてリードを約7馬身差まで広げて逃げていたマーベリックウェーブだが、最終コーナーで後続との差が一気に縮まると、ペースメーカーとしての役目を終えて、同じJ.ゴスデン厩舎の2頭に先頭をバトンタッチ。ジャックホブスとエネイブルが並んで先頭に立ち直線を迎えた。

手応えが怪しく思うように伸びないジャックホブスとは反対に、加速して後続を突き放したのがエネイブル。中団からユリシーズ、内からはアイダホも良い脚を見せて伸びてきたが、大きく開いたエネイブルとの差は縮まらず、最後は4馬身半差をつけてゴール。鞍上のデットーリ騎手は勝利を確信したのかゴール板の約30m手前から右手を高々と挙げていた。2着にはユリシーズ、さらにそこから3/4馬身差の3着にはアイダホが入った。

勝ったエネイブルは生産、調教ともにイギリスの3歳牝馬。英愛オークスのダブル制覇という実績を引っさげて今回古馬との初対決を迎えた同馬だったが、14ポンド(6.3キロ)という斤量差を考慮しても見事な快勝で、3つめのG1タイトルを手にした。なお、エネイブルはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝利した史上4頭目の3歳牝馬という偉業を達成している。

気になるエネイブルの次走だが、ゴスデン師は現地メディアに対し「凱旋門賞に向かうのは自然な流れだろう」とコメント。状態次第では8月24日にヨーク競馬場で行われるG1戦ヨークシャーオークスに出走する可能性もあるようだが、10月1日の凱旋門賞が目標となるようだ。

キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)
イギリス/アスコット競馬場・芝11ハロン211ヤード(約2400m)
1着Enable(エネイブル)
2着Ulysses(ユリシーズ)
3着Idaho(アイダホ)