注目レースの結果・回顧注目レースの結果・回顧

アイルランド

2017/09/11 15:39
愛チャンピオンSの結果
現地時間の9日にアイルランド、レパーズタウン競馬場では芝10F(約2000m)のG1愛チャンピオンSが行われ、A.アッゼニ騎手騎乗の6番人気Decorated Knight(デコレーテッドナイト)が優勝して波乱となった。勝ちタイムは2分8秒36。

雨予報が続き、馬場状態が不安視されていたレパーズタウン競馬場だが、レース当日はGood(良馬場)に留まり、予定通り10頭が出揃った。前走のインターナショナルSで中距離初挑戦ながら2着に入った英愛2000ギニー馬Churchill(チャーチル)が単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持され、前走、G2戦ギヨームドルナーノ賞を制したEminent(エミネント)が2番人気、英ダービーの2着馬Cliffs Of Moher(クリフスオブモハー)が3番人気と続いた。

10頭がほぼ揃ったスタートを切るが、チャーチルのペースメーカーとして逃げることが予想されたTaj Mahal(タージマハル)が中団に控えるというまさかの展開。エミネントがハナに立つと、1番人気のチャーチルは3番手、クリフスオブモハーは中団やや後ろにつけ、Poet’s Word(ポエツワード)が後方3番手、Decorated Knight(デコレーテッドナイト)は最後方に控えて末脚勝負に懸ける。先頭から最後方まで11馬身程の隊列でレースは進んでいく。

エミネントを先頭に直線を迎えると、好位でレースを進めたSuccess Days(サクセスデイズ)、チャーチル、Moonlight Magic(ムーンライトマジック)、さらには内から伸びてきたクリフスオブモハーがエミネントを交わそうと試みるも、エミネントが粘りを見せる。脚色衰えないエミネントがこのまま逃げ切るかと思われたが、そこで後方から追い込んできたのがポエツワードとデコレーテッドナイトの2頭。残り200mで並ぶ間もなくエミネントを交わすと、勝負はこの2頭の叩き合いとなり、結果はデコレーテッドナイトが半馬身先着して優勝、2着にポエツワード、そこから1馬身3/4差の3着にはエミネントが入った。なお、1番人気のチャーチルは7着に敗れている。

勝ったデコレーテッドナイトはイギリス、R.チャールトン厩舎の5歳牡馬で、父Galileo、母Pearling(母父Storm Cat)という血統。今シーズンはジェベルハッタ、タタソールズゴールドCと2つのG1戦を制していた同馬だが、2走前のエクリプスSでは不利もあって6着、前走のインターナショナルSでは5着惨敗と、欧州トップクラスの馬を相手には結果を残せない印象が強かった。今回のレースではチャーチルやエミネントを抑えての勝利となり、胸を張れる結果と言えるだろう。

同馬を管理するチャールトン師は現地メディアに対し、「彼は10Fがベストの馬だから、アスコットの英チャンピオンSへの出走については議論すべきだろう」と、次走として10月21日に行われる英チャンピオンSを考慮していることを明らかにした。

愛チャンピオンS(G1)
アイルランド/レパーズタウン競馬場・芝10F(約2000m)
1着Decorated Knight(デコレーテッドナイト)
2着Poet’s Word(ポエツワード)
3着Eminent(エミネント)